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Author:小夏
恋する暴君(BL漫画)を語りたいがためにブログを始めたど素人です。ど素人なので温かく見守って頂けたら幸いです。

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(ss)線香花火

えー、前回の駄文に懲りずまたssに挑戦しています。

というか全然書けないんですが(泣)
皆さんどうやって書いているのでしょう?
皆うますぎるとです…。


ということで無謀なのは百も承知で今回は割とおとなしくしてみました。(当社比)
では大丈夫な方はどうぞ。 「先輩、花火しませんか?」

 なんて子供じみたことを言ってきたのは研究も一段落して、片付けをしていたときだった。
 ……どうりで今日は黙々と手伝いをしていたはずだ。
 おそらく早めに終わらせてこの話を持ち出すつもりだったのだろう。

「は? 花火なんか近所迷惑になって出来るわけねえだろ」
 くだらない、と思い着替えるためにロッカーに引っ込もうとした。
 しかし、森永が慌てて俺の腕を掴んで止めに来た。

「あっ、待って下さい! さすがに打ち上げるようなうるさいタイプの花火はしませんよ! そういうのじゃなくて線香花火がしたいんです!」
「線香花火?」
「はい、去年の分の線香花火が余ってるんですよ。それくらいなら近くの河原でも出来ますし、近所迷惑にもなりませんしいいでしょ?」

 ねっ? ねっ? と小首を傾げて尚もお願いをしてくる。
 ……どうやら食い下がる気はないみたいだ。

「……まあ線香花火くらいならいいか……。」
「本当ですか!?」

 いいと言った途端目を輝かせてこちらを見てきた。
 まったく、何がそんなに嬉しいのだろうか。

「但し! 今ある線香花火分だけやって終わったら即帰るからな! わかったか!」
「はい! よかったぁ、買ったかいがあったなぁ……
「ん? なんか言ったか?」
「何にも! さあ、そうと決まれば早く家に帰って準備しましょう!」

 


 家に帰り、花火と水をはったバケツとチャッカマンだけ手早く用意して近くの河原に行くことにした。
 が、予想以上に花火が多かった。
 正直30分足らずで帰れるかと思っていたのに、二人でこの量だと1時間はゆうにかかるだろう。

「……なんか花火の量多くねえか?」
「えっ、そんなことないですよ。線香花火って実際燃えている時間短いですし。」
「やる量半分くらいにしねえか?」
「いいえ! 全部しましょう! 先輩、さっきある分だけやったら帰るって言ってましたよね?」

 言質をとられて何も言えなくなってしまった。
 それだけではなく、なんだかこんなに嬉しそうなこいつの顔を見るのは久しぶりな気がして文句を言うのを止めてしまった。
 
 俺も大概おかしいよな……。
 はあ……、とため息をついている内に河原に着いた。
 
 森永は水の入ったバケツを置き、早速花火を袋から出した。

「はい、先輩の分です。さあさあ、早速始めましょう」
「ああ……ってこんなにたくさんやってられるか! お前が言い出しっぺなんだからこの半分くらいやれよ!」
「えー、ひとりでやってたってつまんないですよ。同じ分だけやりましょう。ね?」

 ああ、もう面倒くさいな。
 とりあえず早く始めた方がいい。
 こんなに量があるのだから言い争っているヒマはない。

「おい、火ぃ貸せ。とっととやって帰るぞ」
「そんな、せっかくなんですからじっくりゆっくりやりましょうよ」

 じろっと睨んでやると、はい火です、とおとなしく食い下がった。

 花火に火をつけるとさすがに線香花火なので、普通の花火と違って色どりも鮮やかとは言い難いし、音もバチバチと小さな音をたてるだけで地味だ。
 
 だが、この薄暗く静かな空間で見てみるとそれは小さいながらも力強く感じた。
 そういえば、花火なんてやったのはいつ以来のことだろうか。

「綺麗ですよね、線香花火って」
「ああ…。花火なんてしばらくやってなかったけどな」
「先輩はやっぱり家族と花火とかやってたんですか?」
「そうだな。夏になるとかなこが花火一袋分買ってきてな。ったく、あんな量使い切れるかっての。一袋なんて大人数用じゃねえか」
「へえー、じゃあ先輩もそれにつきあってあげてたんですか?」
「まあな。使わんと花火湿気るし」
 
 そう言った途端俺の花火の音がばちり、と鈍い音を立てた。
 この花火の終わりを告げていた。

「あっ、先輩の方の花火終わりますね」
 花火は最後にばちっと音をたてて下に落ちてすぐに明かりは消えた。

「やっぱり線香花火って短いですよね。でも、儚いからその一瞬の輝きが綺麗で魅力なんですよね」
「……」
「先輩、俺ね、今の状態が怖いんですよ」
「怖い?」
「はい、今先輩とこうしているのがたまらなく幸せなんですよ。幸せ過ぎて……怖いんですよ。」
 いつの間にか森永の方の花火も音がなくなり終わっていた。
 そして尚も森永は話しを続けた。

「だからこの線香花火みたいに輝いている時間って短いのかなって……」
「……別に、終わったらまた始めればいいだけだろ。ほら、花火貸せよ」
手を出して次の花火を受け取ろうと森永の方を見れば、何故だか驚いた表情をしていた。

「? なんだよ、俺なんか言ったか?」
「いえ、先輩は無意識なんでしょうけど……ありがとうございます。ずっと一緒にいて下さいね」

そう言うと俺の手をぐいっと引っぱり、体を引き寄せて…………触れるだけの口づけをしたのだった。

こんなこと許すのは、今日だけだからな。わかってるんだろうな?





こっぱずかしいわっっ!!
こんなんならふざけ倒した方がよかったな…。
ちなみに書いておきながらあれですが、私花火やるのはあんまり好きじゃありません。火が恐い…。
ノリだけで書きました…。
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